結論から言うと、Garminのスマートウォッチは「GPS精度と耐久性にこだわりたい人」にとって、かなり頼れる選択肢です。Apple WatchやPixel Watchとは少し違った路線で、スポーツ・アウトドア方面に全振りしているのがGarminの面白いところですね。
この記事では、Garmin(ガーミン)のスマートウォッチについて、どんなシリーズがあって、それぞれどんな人に向いているのかを目的別にまとめています。「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
Garmin(ガーミン)とは?
Garminは1989年にアメリカで創業した、GPS技術とウェアラブル端末の分野で世界的に知られるブランドです。
創業当初から航空・海事・自動車・アウトドアなど幅広い領域で高精度のGPS機器を開発していて、カーナビゲーションやスマートウォッチなどを展開しています。製品は耐久性や防水性に優れていて、長時間駆動できるバッテリーを備えているのも特徴です。心拍センサーやストレス測定機能を搭載するモデルもあります。

そのため、スポーツやアウトドアシーンだけでなく、日常の健康管理にも活用できて、多くのユーザーから支持されています。
目的別おすすめなモデルを紹介
Garminのスマートウォッチは価格帯がかなり広いので、まずはざっくりとした価格感を把握しておくと選びやすくなります。
低価格帯(2万~5万円)
- vívoactiveシリーズ
- Lilyシリーズ
- vívosmartシリーズ
中価格帯(5万~10万円)
- Venuシリーズ
- Forerunnerシリーズ
- Instinctシリーズ
高価格帯(10万~15万円)
- fēnixシリーズ
プレミア価格帯(15万円以上)
- MARQシリーズ
それでは、2025年2月時点で展開されているスマートウォッチを目的別に機能比較して、おすすめなモデルを紹介していきます。今回は、手を出しやすい低価格から中価格帯の2万から10万くらいに絞ってお伝えしますね。
日常使いと健康管理を目的に購入したい購入ならVenuシリーズ

「Venu」はGarminのスマートウォッチの中でも中価格帯に位置していて、ハードな運動をする人よりは、日常的に健康目的で軽い運動をする人に向いている製品です。
洗練されたミニマルなデザインなので、オフィスに装着していっても全く違和感がないですし、むしろちょっとおしゃれに見えるかもしれません。
このVenuシリーズの代表モデルは「Venu 3」と「Venu 3S」で、それぞれの違いは以下です。
Venu 3 | Venu 3S | |
|---|---|---|
価格 | ¥60,800(税込) | ¥60,800(税込) |
サイズ | 45 × 45 × 12 mm | 41 × 41 × 12 mm |
ディスプレイサイズ | 1.4インチ | 1.2インチ |
解像度 (ピクセル) | 454 x 454 | 390x 390 |
重さ | 47g | 40g |
稼働時間 | スマートウォッチモード:約14日間 GPS+音楽モード:約11時間 GPSモード:約26時間 | スマートウォッチモード:約10日間 GPS+音楽モード:約8時間 GPSモード:約21時間 |
その他細かいスペックは同じになります。詳細はこちらのページからご確認ください。
価格はどちらも同じなので、上位モデル・下位モデルという関係ではありません。ざっくり言うと、こんな感じで選ぶとよいです。
- Venu 3は、サイズが大きめで重さもありますが、そのぶん稼働時間が長い。画面が見やすい方がいい人向け。
- Venu 3Sは、コンパクトで軽いけど稼働時間は短め。手首が細い方や、装着感の軽さを重視する人向け。

Garmin Venu 3

Garmin Venu 3S
ランニングを快適に楽しみたいならForerunnerシリーズ

「Forerunner」シリーズはその名の通り、日常的にランニングを楽しむ人に向けた製品になっています。
その中でも、各モデルは以下のように整理できます。
- エントリーランナー向けは「165」
- ミドルレンジモデルは「265」
- フラッグシップモデルは「955」「965」
数字が大きいほど高価格帯で高機能になっていく、わかりやすいラインナップですね。
「Forerunner 165」は音楽再生機能が付いていませんが、これに音楽再生機能(スマートウォッチ単体で音楽が再生できる機能)が追加された「Forerunner 165 Music」というモデルがあります。
価格としては4万円ほど高くなってしまいますが、ランニング中にスマホを携帯せずに音楽を再生したいという方にはおすすめです。走りながら音楽聴けるのは、地味にテンション上がりますよね。
以下にForerunnerシリーズの末尾が65のシリーズのスペックを比較しています。
Forerunner 165 | Forerunner 265 | Forerunner 965 | |
|---|---|---|---|
価格(2025年2月時点) | ¥ 39,800 (税込) | ¥ 62,800 (税込) | ¥ 84,800 (税込) |
サイズ | 43 × 43 × 11.6 mm | 46.1 × 46.1 × 12.9 mm | 47.2 × 47.2 × 13.2 mm |
ディスプレイサイズ | 1.2インチ | 1.3インチ | 1.4インチ |
解像度 (ピクセル) | 390 × 390 | 416 × 416 | 454 × 454 |
ディスプレイタイプ | AMOLED | AMOLED | AMOLED |
重量 | 39g | 47g | 53g |
レンズ素材 | 化学強化ガラス | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass DX |
ケース素材 | 繊維強化ポリマー(FRP) | 繊維強化ポリマー(FRP) | 繊維強化ポリマー(FRP) |
稼働時間 | スマートウォッチモード: 約11日間 GPSモード: 約19時間 マルチGNSSモード: 約17時間 | スマートウォッチモード: 約13日間 GPSモード: 約20時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約6時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約14時間 | スマートウォッチモード: 約 23 日間 GPSモード: 約31時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約8.5時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約19時間 |
防水等級 | 5ATM | 5ATM | 5ATM |
内蔵メモリ/ 履歴 | 4GB | 8GB | 32GB |
充電方式 | USBクリップケーブル(専用端子⇔USB-Cタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Bタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Bタイプ) |
やはり価格が上がるにつれてスペックも強化されていますが、そのぶんサイズや重さも増えていきます。手首の細い方は、実際に店舗で試着してみるのがおすすめです。
その他詳しい比較はこちらのページをご覧ください。

Garmin Forerunner 165

Garmin Forerunner 265

Garmin Forerunner 965
女性っぽいデザインのスマートウォッチが欲しいならLilyシリーズ

「Lily」シリーズは、見るとわかる通り、スタイリッシュでガジェット感やスポーティ感を感じさせないデザインが特徴です。
カラーバリエーションも落ち着いたトーンで揃っていて、女性におすすめのスマートウォッチですね。「スマートウォッチって、いかにもガジェットっぽくて...」と思っている方にこそ見ていただきたいシリーズです。
「Lily」シリーズは主に以下の3モデルが展開されており、それぞれの基本的なスペックの違いは以下の通りです。
Lily 2 Active | Lily 2 Sport | Lily 2 Classic | |
|---|---|---|---|
価格(2025年2月時点) | ¥52,800 (税込) | ¥39,800 (税込) | ¥47,800 (税込) |
サイズ | 38.0 × 38.0 × 11.0 mm | 35.4 × 35.4 × 10.1 mm | 35.4 × 35.4 × 10.1 mm |
ディスプレイサイズ | 25.4 × 21.3 mm | 25.4 × 21.3 mm | 25.4 × 21.3 mm |
解像度 (ピクセル) | 240 × 201 | 240 × 201 | 240 × 201 |
ディスプレイタイプ | モノクロLCD | モノクロLCD | モノクロLCD |
重量 | 29.0g | 24.4g | ナイロン: 20.6g |
レンズ素材 | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 |
ストラップ素材 | シリコン | シリコン | ナイロンまたはレザー |
稼働時間 | スマートウォッチモード: 約9日間 GPSモード: 約9時間 | 約5日間 | 約5日間 |
防水等級 | 5ATM | 5ATM | 5ATM |
充電方式 | USBクリップケーブル(専用端子⇔Cタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Aタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Aタイプ) |
バッテリー持ちとしてはLily 2 Activeが最も長く9日間となっています。またLily 2 ActiveにはGPSが搭載されており、屋外のアクティビティをより精度高くトラッキングできます。ただし、それ以外のモデルでも「コネクテッドGPS」と呼ばれるスマートフォンのGPSを利用する機能でトラッキングすることができるようです。

Garmin Lily 2 Active

Garmin Lilly 2 Sport

Garmin Lily 2 Classic
手首を圧迫しないコンパクトなスマートウォッチが欲しいならvivosmart 5
Garminの製品ラインナップの中ではマイノリティですが、vivosmart 5 はディスプレイがいわゆる「ラウンド型」ではなく、縦に長い楕円形のディスプレイになっています。
こちらの製品は価格も¥21,800 (税込)と、かなりリーズナブルです。Garminスマートウォッチの中では最も安価なモデルになります。

Garmin vívosmart 5
このスマートウォッチでも、睡眠モニタリングや運動量計測など基本的なことはできますが、これくらいの機能であれば、Xiaomi Smart BandやHUAWEI Bandがこれの半分くらいの価格で購入できるので、正直そちらの方がコスパは良いかもしれません。
Xiaomi Smart BandやHUAWEI Bandについてはこちらの記事で解説しているので興味あればどうぞ。
https://prefetch.jp/article/xiaomi-smartband-comparison
https://prefetch.jp/article/xiaomi-smart-band-9-vs-huawei-band-9
Garmin(ガーミン)のスマートウォッチはこんな人におすすめ
ここまでの製品紹介を踏まえて、Garmin(ガーミン)のスマートウォッチがどんな人に向いているのかをまとめてみます。
計測するデータの正確性を求める人
冒頭でもお伝えした通り、GarminはGPS技術で創業した会社で、その技術レベルは他社としっかり差別化できるものです。心拍数、血中酸素(SpO2)、ストレスレベルなどの測定で高い精度を誇ります。安価なスマートウォッチの計測精度が気になっている人は、一度試してみる価値がありますよ。
耐久性とアウトドア性能を重要視する人
Garminのスマートウォッチは主にアウトドア向けに開発されているものが多く、その中の一部はミリタリーグレード(米国国防総省が定める軍事用途向けの耐久性基準(MIL-STD、米軍規格)をクリアしている)製品となります。「ちょっとやそっとじゃ壊れない時計が欲しい」という方には、まさにうってつけですね。
スマートウォッチでもファッション性と高級感を求める人
ラウンド型やスクエア型、カジュアルからフォーマルまで選べる製品の多様さはGarminの特徴です。また今回はご紹介しませんでしたが、Fenixシリーズ やMARQシリーズなど、他のメーカーにはないようなプレミアム価格帯の製品も展開されています。
全体的に高級感が漂う製品になっているので、「安っぽいスマートウォッチはつけたくない」という方にはおすすめのメーカーです。
Garminの製品ラインナップの特徴をまとめ、目的別におすすめのモデルをご紹介しました。
日本でも着実にファンが増えている老舗ブランドなので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。お気に入りの一台が見つかるはずです。





