結論から言うと、Suica対応のスマートウォッチを探しているなら、iPhoneユーザーはApple Watch、AndroidユーザーはPixel WatchかGalaxy Watchを選んでおけば間違いありません。ただ、用途やこだわりによってはGarminやFitbitも有力な選択肢になります。
手首をピッとかざすだけで改札を通れる生活、一度味わうともうスマホすら出したくなくなります。通勤ラッシュで片手にカバン、もう片手につり革...そんな状況でもスマートウォッチなら余裕で改札スルーです。
ただし、すべてのスマートウォッチがSuicaに対応しているわけではないので、「買ったのに使えなかった...」という悲しい事態を避けるためにも、この記事で対応モデルをしっかりチェックしていきましょう。
Suicaが使えるスマートウォッチ5つ
さっそく、2025年2月時点でSuicaに対応しているスマートウォッチを5つ紹介していきます。
① Apple Watch
まずは定番中の定番、Apple Watchです。
現在販売されているのは「Apple Watch Series 10」ですが、Apple WatchはSeries 3から全機種でSuicaに対応しています。つまり、今お店に並んでいる「Apple Watch SE」「Apple Watch Series 10」「Apple Watch Ultra 2」のどれを買ってもSuicaが使えます。迷ったらこれ、という安心感がありますね。

iPhoneユーザーであれば、まずApple Watchを選んでおけば後悔することはまずないでしょう。設定もiPhoneとの連携もスムーズで、Suicaのチャージもアプリからサクッとできます。

Apple Watch Series 10

Apple Watch Ultra 2

Apple Watch SE(第2世代)
② Garmin(ガーミン)
アメリカ発のスマートウォッチブランドGarminも、ほとんどのモデルでSuicaに対応しています。
Garminは他のブランドと比べると価格帯がやや高めで、下は2万円から上は50万円ほどになります。上位モデルはもはや高級腕時計の領域です笑

そんなGarminの中でも比較的手が届きやすいのは、Venu・Forerunner・Lilyあたりです。ざっくり分けるとこんな感じになります。
- Venu:普段使いにちょうどいいバランス型
- Forerunner:ランニングが趣味の人にぴったり
- Lily:ガジェットっぽさを抑えたい女性向け

Garmin Venu 3

Garmin Forerunner 165

Garmin Lily 2 Active
Garminの代表モデルはこちらの記事で比較しているので、興味のある方はご覧ください。
https://prefetch.jp/article/garmin-smartwatch-comparison
③ Fitbit
Fitbitはもともと活動量計(フィットネストラッカー)を中心に展開していましたが、2017年ごろからスマートウォッチ市場に参入しました。現在はGoogle(Alphabet)傘下のブランドとなっています。

2025年2月現在の代表モデルは「Fitbit Versa 4」で、価格も3万円を切る程度です。今回紹介している5ブランドの中ではお財布にやさしい部類に入ります。健康管理メインで使いたい方にはコスパの良い選択肢です。

Fitbit Versa 4
④ Pixel Watch
Fitbitと同じくGoogleが提供するスマートウォッチです。

「Google内でFitbitとPixel Watchってどう違うの?」と気になる方もいると思うので、ざっくり整理してみました。
Pixel Watch | Fitbit(Sense / Versa / Charge) | |
|---|---|---|
おすすめの人 | スマートウォッチ機能を重視する人 | 健康管理・運動記録を重視する人 |
OS | Wear OS | Fitbit OS |
アプリ拡張性 | 高い(Google Play対応) | ほぼなし |
健康機能 | 基本機能のみ(Fitbitよりは劣る) | Fitbitの高度な健康・睡眠管理機能 |
バッテリー持ち | 1日程度 | 5日〜7日 |
価格 | 約50,000円〜 | 15,000円〜40,000円 |
デザイン | 高級感あり、丸型ディスプレイ | スポーツ・健康向けデザイン |
Pixel Watchの方が機能は豊富ですが、バッテリー持ちはApple Watch同様1日程度です。一方Fitbitは機能が限定的なぶん、最大1週間ほど充電なしで使えます。充電を忘れがちな方にはFitbitの方が向いているかもしれません。
2025年2月時点では「Pixel Watch 3」が販売されており、Androidユーザーで、Googleのサービス(Googleアシスタント、Googleマップ、Gmail、カレンダーなど)との連携を重視する人にはおすすめのスマートウォッチです。
Google Pixel Watch 3
⑤ Galaxy Watch
最後はスマートフォンでおなじみのサムスンが開発・提供しているスマートウォッチです。
「Apple WatchのAndroid版」とも呼ばれる存在で、SamsungのスマホGalaxyシリーズとの相性がバツグンです。GoogleのWear OSを搭載しています。

2025年2月時点では「Galaxy Watch 7」が販売されており、価格帯はオプションによりますが5〜8万円程度です。Apple WatchやPixel Watchと比べるとやや高めですが、公式サイトによるとバッテリーは最大40時間持つとのこと。機能も充実していてバッテリーもしっかり持つので、「全部入り」が欲しい方にはぴったりです。

Galaxy Watch 7
そもそもSuicaが使えるってどういうこと?
スマートウォッチでSuicaが使えるのは、FeliCa(フェリカ)という非接触IC技術が搭載されているからです。
FeliCaは、ソニーとドコモが開発した電子マネー用の技術で、日本の交通系ICカードや電子決済システムに広く採用されています。「NFC」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、「NFC」は無線通信の標準規格の総称で、その中の1つとしてFelicaがあるということになります。
Apple WatchやGoogle Pixel Watchなど、FeliCa対応のスマートウォッチなら、スマホなしでSuicaを使えます。利用するにはウォレットアプリを通じてSuicaを登録・管理する必要があり、Apple Watchなら「Apple Pay」、Wear OSのスマートウォッチなら「Google Pay」を使います。
チャージ方法はクレジットカードや現金があり、スマホと同じようにタッチするだけで支払いができます。
iDやQUICPayなども使いたい場合は?

iDやQUICPayを使うためにもFeliCaの搭載が必要ですが、FeliCaを搭載しているからといって、すべてのスマートウォッチでiDやQUICPayが使えるわけではありません。
FeliCaという技術的な要件に加えて、iD・QUICPay事業者との連携というビジネス的な要件もクリアする必要があるからです。
ただし、iD・QUICPayには対応していなくても、Visa / Mastercard系のタッチ決済に対応しているパターンもあるので、ご自身の使い方に合わせて確認してみてください。
代表的なFeliCa搭載スマートウォッチの各決済の利用可否をまとめておきます。
スマートウォッチ | Suica | iD | QUICPay | Visa / Mastercardのタッチ決済 |
|---|---|---|---|---|
Apple Watch | ○ | ○ | ○ | ○(Apple Pay経由) |
Google Pixel Watch | ○ | ○ | ○ | ○(Google Pay経由) |
Garmin | ○ | × | × | ○(Garmin Pay経由) |
Fitbit | ○ | × | × | ○(Fitbit Pay経由) |
Samsung Galaxy Watch | ○ | × | × | ○(Visa / Mastercardのタッチ決済) |
というわけで、Suicaやその他の決済が使えるスマートウォッチについて紹介しました。
スマートウォッチで決済ができるようになると、改札でのスムーズさはもちろん、普段スマホをバッグに入れている人にとっては、コンビニでの買い物もグッと楽になります。
日常のちょっとした「あ、スマホどこだっけ」のストレスから解放してくれるアイテムなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。





