EVERING NEON BUZZのスペックと特徴——充電不要の「リング型クレカ」

EVERING NEON BUZZは、睡眠トラッキングも心拍計測もない、タッチ決済だけに振り切ったリング。いわばチャージ式のリング型クレカです。1万円台で買える手軽さと充電不要という設計が、Oura RingやRingConnとはまったく違うポジションを作っています。「財布もスマホも持たずにコンビニへ行ける」、その一点に価値を感じるなら本命です。

項目

スペック

価格

¥11,000(税込・Colors一括) / ¥395/月(定額プラン)

素材

内側: ジルコニアセラミック / 外側: エポキシ樹脂

防水等級

5気圧防水

NFC

NFC TYPE-A(ISO/IEC 18092 / ISO 14443 A)

対応決済

Visaタッチ決済(プリペイド方式)

チャージ元カード

Visa / JCB / Mastercard / American Express / Diners Club

充電

不要(NFC電波駆動)

有効期限

約3年

サイズ展開

US 5.0〜13.0 の全9サイズ(PINKのみ18サイズ)

カラー

Light Gray / Dark Gray / Gold Line / Pink / Marine 他全10種

Bluetooth

なし

対応アプリ

EVERINGアプリ(iOS 14.2以降 / Android 11.0以降)

スマートロック連携

bitlock / SESAME対応

Oura Ring 4が5万円台、RingConn Gen 2が約5万円という市場のなかで、1万円台は圧倒的に安いです。その代わりヘルスケア機能はゼロ。Bluetoothすら搭載していません。

「スマートリング」というカテゴリの中では完全に異端で、比較対象はむしろSuicaやQUICPayに近いかもしれません。Designsラインは¥14,850で、デザインにこだわりたい人向けです。

実際に使ってわかったこと

開封直後にゴミ箱を漁った話

箱はミニマルなデザインでかっこいいです。開封体験としては申し分ないけど、ひとつ落とし穴がありました。

アクティベート用のQRコードが、箱を包んでいるビニールに貼られています。本体に気を取られてビニールをそのままゴミ箱に捨てました。「あれ、QRコードどこ?」と箱をひっくり返すこと数分、ゴミ箱から拾い出してアクティベートしました。

これは絶対に僕だけじゃないと思います。製品に気を取られてQRコードを捨てないように気をつけましょう。

セットアップは5分——思ったより間口が広い

利用者情報の入力、クレカ登録、チャージ。この3ステップで完了です。クレカ登録込みで約5分。迷うポイントはありませんでした。

ひとつ意外だったのが、チャージ元のカードブランド。リングの内側にVISAのロゴが刻印されているので「VISAしか使えないのか」と思いきや、MasterもAmexも登録できます。決済自体はVisaタッチですが、チャージ元は主要ブランドほぼ全対応。ここは地味にありがたい。

ブラックの質感と、つけていることを忘れる軽さ

ブラックを選びました。少し丸みのあるデザインで、光沢があります。ヘルスケア系のセンサーが入っていない分、リング自体の厚みが薄く、重さもほとんど感じません。快適で常時装着できるレベルです。

サイズ選びは正直、勘と手持ちのリングを参考にしました。サイジングキットがあると安心ですが、普段リングをつけている人なら大きく外すことはないと思います。

コンビニでかざすだけ——手ぶら外出が想像以上に快適だった

コンビニ、外食、ちょっとした買い物。手をかざすだけで決済が終わります。スマホを出してFace IDを通して……という手順がまるごと消える。これが毎回だと地味にでかいです。

あと、スマホをズボンのポケットに入れない女性の方には相当便利だと思います。バッグの中からスマホを取り出す手間がまるごと消えます。

一方で、僕個人として、メインの決済手段として使い倒すというよりは、5,000円くらいチャージしてバッグに入れておく「お守り」的な使い方に落ち着きそうです。ふだんはOura Ringをつけているので、外出時だけEVERINGに切り替えるスタイル。二重装着は現実的じゃないので、使い分けをしようと思います。

アプリはシンプル。迷うことのないUI

機能が決済に絞られている分、アプリもシンプルです。チャージは直感的にできるし、余計な機能がなくて文句なしはありませんでした。

ヘルスケア系スマートリングのアプリに慣れていると、情報量の少なさに拍子抜けするかもしれません。

充電不要——3年間、そのまま使える

充電が不要なのは、めっちゃありがたいです。

Oura Ringは週1〜2回の充電が必要で、RingConnも同じくらい。EVERINGはNFCの電波で駆動するため、充電という概念がありません。有効期限の3年間、ずっとそのまま使えます。充電忘れで使えないという事故がゼロ。

5気圧防水だけど、水回りでは外す理由

5気圧防水なので、スペック上は水仕事も問題ありません。使い始めてから表面に傷もなく、光沢も変わっていないので耐久性は十分です。

ただ、リングの内側に水分が残る感触が気持ち悪いので、水回りでは外しています。壊れるからではなく、感触の問題。乾かせば済む話ですが、僕は外す派です。

買う前に知っておきたいこと

QRコードの場所に注意。

アクティベート用のQRコードがビニール包装に貼られています。本体を出した勢いでビニールを捨てると詰みます。開封前にビニールを確認すれば問題ないので、この記事を読んだ人はもう大丈夫です。

有効期限は3年。

使い捨て設計です。3年後にはリングごと買い替えが必要になります。ただ、¥11,000で3年使えると考えれば月額約300円。定額プランの¥395/月とほぼ変わらないので、コスト感としては許容範囲だと思います。

ヘルスケア機能は一切なし。

睡眠も心拍も体温も測れません。「スマートリング」という名前から多機能を期待すると肩透かしを食らいます。ここは最初から「リング型のクレカを買う」と割り切っていれば問題ありません。

こんなシーンで活躍する

  • コンビニ・カフェへのサクッとした外出——財布もスマホも持たず、リングだけで買い物が完結します
  • ランニングやジムなど手荷物を減らしたいとき——リングひとつで帰りにコンビニに寄れます
  • バッグの中に「もしも」のお守りとして——5,000円チャージしておけば、スマホの充電が切れたときの保険になります
  • スマホをポケットに入れない人の日常決済——バッグからスマホを取り出す手間がゼロに

Oura RingやRingConnと比べてどう?

「スマートリング」というカテゴリでくくると同じ棚に並びますが、正直、別ジャンルの製品です。

Oura Ring 4は5万円台で睡眠・心拍・体温を計測するヘルスケアデバイス。RingConn Gen 2は約5万円で同様の機能。EVERING NEON BUZZは1万円台でタッチ決済のみ。機能の比較をしても意味がなくて、そもそも用途が違います。

僕の場合はOura Ringで健康管理をして、EVERINGは外出時のサブ決済として使い分けています。ただ、二重装着はさすがにしないので、日常はOura Ring、ちょっとした外出時にEVERINGに切り替える運用です。

まとめ:EVERING NEON BUZZは「手ぶら決済がほしい人」の最適解

こんな人に刺さります。

  • コンビニや外食で「スマホ出すのすら面倒」と感じている人
  • スマホをバッグに入れていて、決済のたびに取り出すのがストレスな人
  • ヘルスケア機能は不要で、決済だけに1万円出せる人
  • スマホの充電切れに備えた「サブ決済手段」がほしい人

充電不要で1万円台、セットアップも5分で終わります。「スマートリング」としては異端ですが、決済だけに絞ったリングとして見ると、今のところ他に選択肢がありません。

3年の有効期限と水回りの感触だけ許容できれば、買いです。5,000円チャージしてバッグに放り込んでおくだけで、「あ、財布忘れた」の保険になる。それくらいの気軽さがちょうどいいんです。